子どもたちにモノづくり体験を…キッズエンジニアで現役カーデザイナーがスケッチ指南

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キッズエンジニア2014 カーデザインに挑戦
キッズエンジニア2014 カーデザインに挑戦 全 8 枚 拡大写真

7月25日から26日にかけて、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で、“キッズエンジニア2014”が開催された。主催は公益社団法人自動車技術会。

キッズエンジニアは小学生を対象にした学習イベントで、自動車メーカーや部品メーカー各社が33のプログラムを企画。子供たちに自動車を中心とした様々な科学分野に触れる場や、モノづくり体験の機会を提供している。そして、このイベントをきっかけに、科学や技術に興味を持ち、将来、日本を支える技術者に育っていくことを願い、本イベントは開催されている。

そのプログラムの中で、自動車技術会デザイン部門委員会が、“カーデザインに挑戦-スケッチ教室とクレイ体験!-”を開催。自動車技術会デザイン部門委員会とは、日本の自動車会社、バス、トラック、2輪、部品会メーカーなど15社のデザイン本部の代表に、デザイン系の大学5校の代表を加えた合計27名の委員とオブサーバーにより構成。デザイン技術の発展のため、その環境やデザイナー地位の向上、後進の育成のために日々活動している組織だ。

現役カーデザイナーによるスケッチ指南は、6つのテーブルを用意。ひとつのテーブルに4人の子供たちが着席し、そこに2名のデザイナーが直接指導にあたった。

このプログラムについて、いすゞ自動車デザインセンターの中尾博氏(自動車技術会デザイン部門委員会委員長)は、「非常に好評で、今回も定員以上の申し込みがあった」という。さらに、「スケッチ以外にも、クレイモデルを触ることが出来るのも特徴だ」と述べ、デザイントータルの体験が出来ることを強調する。

子供たちの評判について中尾氏は、「絵の好きな子供たちがとても喜んでくれる。夏休みの自由研究にも役立っているのでは」とコメント。

当日も、男女半々くらいの子供たちが、「最初は緊張しながら、やがて慣れてくると目をキラキラさせながら楽しそうにスケッチしている。ここから自動車やデザインに興味を持ってくれたら嬉しい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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