米部品大手 デルファイの決算、純利益は11%増…第2四半期

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デルファイの車載コネクティビティシステム(イメージ)
デルファイの車載コネクティビティシステム(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

米国の大手自動車部品メーカー、デルファイ・オートモーティブ(以下、デルファイ)は、2014年第2四半期(4-6月)の決算を発表した。

デルファイは、もともとGMの部品製造子会社。1999年にGMから分社し、独立した企業となった。しかし、2000年代に入って経営状態が悪化。2005年10月、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を申請し、事実上、経営破綻した。その後、経営再建を進め、2011年11月、米国ニューヨークの証券取引所に再上場を果たしている。

今回、発表された2014年第2四半期(4-6月)の決算では、売上高が45億ドル(約4600億円)。前年同期に対して、5%増えた。また、第2四半期の調整後の純利益は、4億3200万ドル(約440億円)。前年同期の3億8800万ドルに対して、11.3%増えている。

増収・増益となった背景は、アジアと北米での事業の好調さが大きい。第2四半期の売り上げ伸び率は、アジアが13%増、北米が7%増。ほぼ横ばいの欧州と24%減の南米を補った。

デルファイのロドニー・オニール社長兼CEOは、「第2四半期の決算は、四半期としては新記録。今後もキーとなる計画の達成や、株主の価値を高めることに注力していく」と述べている。

《森脇稔》

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