【メルセデスベンツ Cクラス 試乗】ベストバランスはC180、2リットルターボは渋め…九島辰也

試乗記 輸入車
メルセデス ベンツ C180 アバンギャルド
メルセデス ベンツ C180 アバンギャルド 全 40 枚 拡大写真

ボクらのメルセデスに対する期待は大きい。長年自動車を評価する仕事に携わっているが、そのベンチマークとなるのがこの“ドイツの雄”だからだ。

【画像全40枚】

なので、当然試乗時のチェックも厳しくなる。特に『Cクラス』のような競合膨らむカテゴリーでのベンチマークは絶対でなくてはならない部分が多い。

その面からして高く評価したいのはボディ剛性とその動き。全体の半分近くにアルミを使用したというアルミニウムハイブリッドボディが高いボディ剛性と軽快な走りを生んだ。“アジリティ”という言葉を使ったプレゼンテーションのごとく、スムースなハンドリングに対する俊敏な動きは期待以上と言っていい。しかも、遮音性は高く振動も抑えたボディは快適性にも優れている。

エンジンに関しては1.6リットル直4ターボを積んだ「C180」がバランスよく思えた。1200回転からタービンを動かすことで出だしから排気量以上のパワーとトルクを実感できる。それに上の領域まで一気にまわるエンジンとフィーリングも気持ちいい。スポーツドライビングに特化した走りを望まなければ、十分なスペックだ。

これに対し、2リットル直4ターボの「C200」系は逆に少々違和感を得た。「C250」に搭載される211psユニットをデチューンしたものなのだが、少々渋め。もう少しスカッとした走りをしたかったと思えた。もちろん、そこには登録直後の個体差があるのは否めない。その意味では重要なモデルなだけにもう一度じっくり乗ってみたいのが本音。遅れて登場するC250を含め、まだまだ目が離せないCクラスである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

九島辰也|モータージャーナリスト
東京・自由が丘出身。新車のインプレッションから海外ブランドのヒストリー、カーカルチャーまで幅広く活動。特に英国車、英国文化に造詣が深い。趣味はゴルフとマリンスポーツ。日本葉巻協会員。

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

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