【BMW 4シリーズ グランクーペ 発売】3シリーズと合わせて99バリエーションの強み

自動車 ニューモデル 新型車
BMW・3シリーズ/4シリーズ
BMW・3シリーズ/4シリーズ 全 16 枚 拡大写真

プレミアムミドルセグメントに属するBMW『3シリーズ』と『4シリーズ』を合計すると、25モデルに上り、グレードまで含めると99バリエーションになるという。

これほど多いと、販売面で悪影響は出ないのだろうか。ビー・エム・ダブリュー広報室 製品広報の星川聡さんは、「そうはならないように、特にディーラー向けトレーニングを重要視している」とする。

つまり、「潜在的なユーザーニーズをどう汲み取り、どのモデルを提案するかがキーとなるのだ」と話す。例えば、『3シリーズセダン』が良いと思って来店したユーザーでも、潜在的ニーズをくみ取ることで、場合によっては別モデルを提案していくというのだ。「営業マンに対し、それぞれのポジショニングを明確にすることで、より確実な提案が出来るようになる」という。

その一例として星川さんは、「クーペが欲しいが、1台しか所有できないので、2ドアだと難しい。そうした場合には『4シリーズグランクーペ』を勧める。そこでもし、荷室が狭いとなった場合には、『3シリーズグランツーリスモ』がある。このようにバリエーションが豊富ということは、つまり“切るカード”が多いということだ。これは確実に武器になる」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. レクサス『LBX MORIZO RR』、イエロー映える限定車「Original Edition」価格は730万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る