新生 サーブ の親会社、NEVS 社…資金不足を公表

自動車 ビジネス 企業動向
サーブ 9-3
サーブ 9-3 全 1 枚 拡大写真

スウェーデンの名門自動車メーカー、サーブ。破産から立ち直ったかに見えた同社が、再び経営危機に直面していることが分かった。

これは8月13日、現在のサーブの親会社、ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(NEVS)社が明らかにしたもの。同社は、「資金が不足している状態」と公表している。

NEVS社は2012年6月、破産申請していたサーブを買収。その後、EVメーカーに転身させる計画を発表した。EV市販までの間、サーブブランドを継続させるため、2013年12月、サーブの経営破綻から2年ぶりに、サーブ『9-3』の生産を再開した。

しかし現在、サーブのスウェーデン・トロールハッタン工場では、9-3の生産を停止中。NEVS社は資金不足により、サプライヤーに部品代金を支払えておらず、部品の供給が止まったためだ。

8月13日、NEVS社は声明の中で、「会社が破産していないことは明言する。正確な時期は言えないが、サプライヤーに対する支払いも、行えるようになるだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る