米ダラス・フォートワース空港、市街地と直結のライトレール開業

鉄道 企業動向
米ダラス・フォートワース空港と市街地を直結するライトレールが開業。写真は営業運転に先立ち8月15日に行われた開業式典の記念列車
米ダラス・フォートワース空港と市街地を直結するライトレールが開業。写真は営業運転に先立ち8月15日に行われた開業式典の記念列車 全 2 枚 拡大写真

アメリカ・テキサス州のダラス・フォートワース空港とダラス市内を結ぶ軽量軌道交通(ライトレール)が8月18日に開業した。ライトレールを運営するダラス交通局(DART)が発表した。既存路線の1つ、オレンジラインを延伸。空港と市内中心部を直結する初の鉄道が誕生した。

今回新たに延伸開業したのはオレンジラインの末端区間約7.5kmで、ダラス・フォートワース空港のターミナルAに乗り入れた。開業の式典は15日に行われ、18日から営業運転を開始した。

列車は空港発・空港着とも日中20分おきの運転。深夜の航空便に対応するため空港発は4時過ぎから深夜1時(土曜・休日は0時台)まで、市内からの空港着は3時50分から1時19分まで運行される。

ダラス・フォートワース空港は2013年の利用者数が約6047万人で世界9位、離発着回数が約67万8000回で世界3位と、世界でも有数の大空港。DARTによると空港の従業員数も約6万人おり、空港利用者のほか通勤者の利便性向上も期待されている。

DARTのライトレールは1996年に最初の路線が開業。現在はオレンジラインを含め4路線があり、全米のライトレールで最大の路線長を誇る。今回の延伸区間開業で総延長は約145kmとなった。車両は近畿車輛製で、中間に低床車両をはさんだ連接車が使用されている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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