美ら星研究探検隊の研究チーム、2つの小惑星候補天体を発見…命名権を得られる可能性

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2014美ら星研究体験隊が小惑星2個、電波性1個を発見(出典:国立天文台)
2014美ら星研究体験隊が小惑星2個、電波性1個を発見(出典:国立天文台) 全 1 枚 拡大写真

石垣島で「2014美ら星研究体験隊」(美ら研)が実施され、「むりかぶし班」(石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡を使った研究チーム)が2つの小惑星候補天体の発見に成功した。

発見された天体は現在、みずがめ座の方向にあり、約20等の明るさ。また、口径20mの電波望遠鏡を使った研究チーム「VERA班」では、1個の新しいメーザー天体(電波星)を発見した。

美ら研には、石垣市の八重山高等学校、八重山商工高等学校、福島県の福島東稜高等学校、福岡県の筑陽学園高等学校から、男女13人の高校生が参加した。

むりかぶし班が見つけた2つの天体は、この後、石垣島天文台を通じて、国際天文学連合・小惑星センターに報告される。今後の観測で、軌道が確定すると、国際天文学連合から、新天体と認められ仮符号を得ることが可能だ。また、発見後最低4年以上の観測で軌道が精度良く確定されれば、小惑星番号が登録され、命名権を得ることができる。

太陽系の惑星などの天体は、小天体である小惑星や彗星はまだまだ未発見のものが多数あり、新天体を見つけることで太陽系の誕生や進化を解明する手がかりになる。

《レスポンス編集部》

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