【スバル WRX S4/STI 新型発売】ボクサーサウンドがなくなったWRX…日月専務が語る「スバルらしさ」とは

自動車 ニューモデル 新型車
スバル WRX S4とスバル取締役専務執行役員 日月丈志氏
スバル WRX S4とスバル取締役専務執行役員 日月丈志氏 全 8 枚 拡大写真

スバルの新型『WRX S4 / STI』発表会の質疑応答では、さまざまな質問が飛び交った。

【画像全8枚】

まず、スバルとしてスポーツモデルで初の採用となるアイサイトVer.3について、その決定の経緯について、スバル取締役専務執行役員 日月丈志氏は、

「アイサイトは発売以来、非常に好評で80%以上の人が搭載車を選んでくれている。より多くの人にその安全性を広めたいので、新型WRXにも、より裾野を広げたいS4には全車に標準装備とした」と語る。

STIには今回設定はないが、STIにもアイサイトは搭載すべきではないかという質問いついては、

「STIは、まず特徴を際立たせたいとの想いから走行性能の追及を優先させた。スバルとしてはアイサイトのさらなる進化、搭載車両の拡大は考えているので考えていないわけではない。」とした。

今後のWRXのブランドの扱い、「スバルらしさ」とはどういうことか、という質問に対しては、

「これまでWRXというと、インプレッサの改造車モデルというようなイメージがあったが、新型WRXでは、独立した車種としてブランドを確立させていきたい。理由は、WRXのようなとんがった性能の車も裾野を広げたいという思いもある。スバルらしさというのは、水平対向エンジン、シンメトリカルAWDなど構造や機能面で特徴づけられる部分も多く、そういった性能面で語られることが多い。しかし、スバルが考える『スバルらしさ』とは、ユーザーがスバルが提供する安全性、走行性能や快適性といった愉しさをどのようにとらえるかだと思っている。ボクサーサウンドをスバルらしさと評価していただいているが、あの音は不等長の排気管による脈動であり、機構の結果でしかなかった。新しいエンジンでは排気管を等長にしたためボクサーサウンドはなくなってしまった。これも、結果であり、それにはあまりこだわっていない」と答えた。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ウイングいかつすぎ」「ホイールどうなってんだ」ド迫力デザインと圧倒的性能、ポルシェの最新「マンタイキット」にSNS興奮
  2. これがホンダ『フリード』!? ニューレトロに変身、ダムド話題の新作ボディキットがついに販売開始
  3. 「初代と瓜二つ」ルノー『トゥインゴ』新型、初代に着想を得たデザインが話題に!
  4. フリードがアメ車フェイスに大変身!ダムド『フリード アイソレーター』が初登場…DAMD PARTY 2025
  5. バフ×ブラッシュドの新世界! RAYS VOLK RACING『TE37 SAGA S-plus A.S.T.』の美しすぎるフィニッシュに注目PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る