ダイハツ工業は8月26日、一部改良した軽乗用車『ミラ ココア』を発売した。商品企画を担当したデザイン部の山尾有佳ココかわプロジェクトリーダーは「新しいミラ ココアでは『私にぴったりを選びたい』という女性の本音に着目した」と語る。
山尾さんは「女性は買い物が大好き。どれが自分に似合うか想像しながら選ぶ時間は女性にとってなによりの楽しみ。しかし選択肢が多ければ良いというわけでもない。選べる数が多すぎては迷ってしまい、選ぶことが苦痛になってしまう。女性にとってはカフェのランチメニューのように前菜、メイン、デザートと特定の選択肢の中から選ぶことで自分にぴったりを造れる方が良いと考えた」と、改良型の企画の経緯を話す。
具体的には「今回の新しいミラココアは外装デザイン3パターンと、ボディカラー全15色に加え、内装色も9通りから選べるようにすることで、お客様に選ぶ楽しさをお届けする」というもの。
このうち外装に関しては「3つのグレードに対して、それぞれ異なるデザインを採用。上級グレードの『プラスX』ではリング状に光るLEDクリアランスランプとメッキ加飾のアッパーグリルを採用し、キラキラハッピーフェイスになった。『X』はアッパーグリルなどの加飾パーツの色がパールホワイトになりナチュラルフェイスに。『L』グレードは従来のほっこりフェイスを継続採用した」としている。
また「プラスXを選べる内装色にすることで、マイルーム感覚でコーディネイトを楽しめるようにした。内装パネルカラー3色、シートカラー3色を自由に組み合わせることができる。また細かいところにもこだわる女性のためにメーターやループランプもココアオリジナル仕様になった。新しいメーターのデザインでは燃料計にカップモチーフをあしらうなど細かいグラフィックにもこだわった。ルームランプはLEDジュエルランプを採用し、宝石のような輝きで、ときめくような空間を演出する」と解説した。
さらに「ボディカラーは新色のラベンダーの採用やツートンカラーのバリエーションを増やし、全15色の展開。グレード、内装色をかけ合わせると軽自動車最多の160通りのバリエーションとなり、お気に入りの一台をきっと見つけて頂ける」と話していた。