【リコール】三菱 i-MiEV など電気自動車3車種、ブレーキが効きにくくなる
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対象となるのは、三菱『i-MiEV』『ミニキャブ-MiEV』、スズキ『EV-エブリイ』の3車種で、2009年7月4日~2014年3月22日に製造された計1万5675台。
不具合の部位は、リレー(i-MiEVのみ)、EVシステム制御用コンピュータ(EV ECU)(3車種すべて)、ブレーキ負圧電動ポンプ(i-MiEVとミニキャブ-MiEV)の3箇所。
ブレーキ倍力装置に負圧を供給するブレーキ負圧電動ポンプの制御用リレーのカシメ管理が不適切なため、リレー接点がオンの状態で固着する場合がある。また、同ポンプを制御するEV ECUの制御プログラムが不適切なため、リレー接点が固着したと誤判定する場合がある。さらに、同ポンプの排気穴の位置が不適切なため、凍結防止剤を含んだ泥・砂が排気穴に付着・侵入し、ポンプボデーが腐食することにより、排気穴が閉塞する場合がある。
以上の不具合により、ブレーキ警告灯が点灯するとともに警告音が鳴り、ブレーキ負圧電動ポンプが停止し、そのままの状態で使用すると制動距離が長くなるおそれがある。
改善策としては、ブレーキ負圧電動ポンプおよびリレーについては、全車両、対策品に交換。EV ECUについては、のプログラムを対策品に書き替える。
不具合発生件数は17件、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。
《纐纈敏也@DAYS》