【スーパーフォーミュラ】GP2参戦中の伊沢拓也が終盤2戦に登場…道上龍の新チーム誕生

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
今季はGP2に参戦している伊沢拓也。写真:Honda(年初のホンダ・モータースポーツ活動発表会)
今季はGP2に参戦している伊沢拓也。写真:Honda(年初のホンダ・モータースポーツ活動発表会) 全 8 枚 拡大写真

29日、全日本選手権スーパーフォーミュラ(SF)の今季終盤2戦に参戦する新チームが誕生した。チームを結成したのは2000年GT500チャンピオンの道上龍、ドライバーには現在GP2に参戦中の伊沢拓也を起用する旨がリリース発表されている。

道上はホンダのエースとして全日本GT選手権~SUPER GTのGT500クラスで長く活躍。00年にはNSXでドライバーズチャンピオンを獲得するなどしており、昨季までGT500ホンダ陣営のレギュラードライバーだった。SFの前身であるフォーミュラ・ニッポンでもやはり長く活躍してきた、日本を代表するトップドライバーのひとりである。

41歳となった今季は実戦を離れていた道上だが、8月30~31日のSUPER GT第6戦鈴鹿1000kmではGT300クラスのTEAM 無限(#0 CR-Z GT)に第3ドライバーとして登録されており、そのレースを前にしたこの日、自身が代表取締役を務める有限会社ドラゴがSF参戦チーム「DRAGO CORSE」(ドラゴ・コルセ)を結成したことを発表した。参戦の目的については、道上自身がこれまでもカートでの若手育成を手掛けてきたなかで、世界で活躍できるドライバーを創出するための活動のステップアップの必要性や将来的な本格的自チーム活動等も視野に入れてのことだという。

参戦するのは今季の終盤2戦、9月27~28日の第6戦スポーツランドSUGO(宮城県)と、11月8~9日の第7戦鈴鹿サーキット(三重県/決勝2レース制)になる。ドライバーに起用された伊沢は、昨年までSFとGT500を主戦場としていた30歳。今季はホンダとマクラーレンのコラボレーションプログラムによって、F1の登竜門カテゴリーとして知られるGP2に参戦している(現在シリーズ15位。なお、SFとGP2の今季残り日程は重複しない)。

マシンはワンメイクのSF14、タイヤも同じくワンメイクのブリヂストン。エンジンについてはリリースに明記こそないが、道上のチームで伊沢が走るということを思えば、ホンダと考えるのが自然だろう。カーナンバーは34。

伊沢は昨年のSF開幕戦で優勝するなど、Fニッポン~SFのシリーズ戦で通算3勝(シリーズ外のJAF-GP戦を含めれば計4勝)。今季導入のSF14に関しては、昨年、ホンダの開発主任ドライバーといってもいい立場にあった存在なので、チーム体制次第では終盤の台風の目となる可能性も秘めているといえよう。

今季のSFは11チーム19台で争われているが、DRAGO CORSEの参戦によって終盤2戦は参戦台数が20の大台に乗る見込みとなった。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る