単独事故を発端として、車両5台の多重衝突に発展

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27日午後7時ごろ、栃木県栃木市内の東北自動車道下り線を走行中のワゴン車が路外に逸脱。中央分離帯に衝突した後、隣車線のトラックに接触して立ち往生。後続車 4台が避けきれずに衝突する事故が起きた。この事故で最初に衝突したワゴン車の運転者が死亡している。

栃木県警・高速隊によると、現場は栃木市小野口町付近で片側3車線の緩やかな左カーブ。ワゴン車は第3車線を走行中に路外へ逸脱して中央分離帯に衝突。弾みで第2車線を走行していた中型トラックの右側面に接触。本線上で立ち往生したところ、後ろから進行してきた乗用車2台と別の中型トラック1台が次々に衝突。車両5台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で最初に事故を起こしたワゴン車を運転していた宇都宮市内に在住する27歳の男性が頭部強打でまもなく死亡。後続の乗用車に乗っていた2人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

警察ではワゴン車の運転者がハンドル操作を誤ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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