JXオーシャンは、海外子会社LIBERIAN JERBOA TRANSPORTSがジャパン マリンユナイテッドの呉事業所で31万トン型タンカーを「エネオス・スピリット」と命名し、竣工したと発表した。
船は、最新電子制御主機関やターボ発電機の搭載により、省エネルギー、環境性能の向上を図ったタンカー。地球規模での環境・生態系保護を目的とした国際条約「バラスト水管理条約」の発効に先立ち、バラスト水処理装置も搭載した。
また、今年4月の新会社発足後、5月に竣工した「エネオス・オーシャン」に続くVLCC竣工第2船であり、JX日鉱日石エネルギー向けの原油輸送に従事する。
船名の「スピリット」は、JXオーシャンの「安全運航・安定輸送」に取り組む「スピリット」を意味するとしている。
同社は今後も、安全、安定した海上輸送を継続し、地球環境との調和、海上運送サービスの品質向上を図る。