米国の自動車最大手、GMと上海汽車の中国合弁、上海GMは8月28日、中国で開幕した成都モーターショー14において、ビュイック『エンビジョン』を初公開した。
エンビジョンは(ENVISION)は、ビュイックブランドの新型SUV。2011年の上海モーターショー11に出品されたコンセプトカーの市販版で、2014年内にハイエンドの中型SUVとして、中国市場へ投入される。
エンビジョンのボディサイズは、全長4667×全幅1839×全高1696mm、ホイールベース2750mm。ダイナミックで、たくましいデザインを追求。ビュイック車に共通する、流れる滝をモチーフにしたフロントグリルを装備。
パワートレインには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを設定。最大出力260ps、最大トルク36kgmを発生する。トランスミッションは新世代の6速。新開発の4WDシステムを組み合わせた。
室内はレザーやウッドなど、厳選された存在をふんだんに使用し、プレミアムブランドのビュイックにふさわしいインテリアを追求。セグメント初のANC(アクティブ・ノイズ・キャンセレーション)も採用し、優れた静粛性を実現する。
8月28日、成都モーターショー14のプレスカンファレンスには、上海GMのWang Yongqing社長が登壇。「エンビジョンは、機能的なSUV。上海GMのSUV戦略において、重要な役割を果たす」と語っている。