マレーシア航空再建計画を発表、60億リンギ注入&6千人削減…国営投資会社

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア航空
マレーシア航空 全 3 枚 拡大写真

国営投資会社カザナ・ナショナルは8月29日、傘下のマレーシア航空(MAS)の再建計画を発表した。運航オペレーションに影響が出ないように進める。

【画像全3枚】

計画内容は上場廃止、60億リンギの資本注入、6,000人の人員削減、路線見直し、本部移転など全12項目に渡っており、3年後の2017年の黒字回復を目指す。ただ個々の具体的内容はあきらかにされておらず、MASの名前もそのまま維持されることになっており、計画通りに実施できるかどうかが注目される。アハマド・ジャウハリ最高経営責任者(CEO)は辞意を表明しており、近く退任する見通し。ただ改革の旗振り役となる後任CEOについては、まだ人選を進めている段階だという。

すでに69.37%の株式を取得しているカザナが残余株を買収。国有化して上場を一旦廃止する。2015年7月1日付けで新会社を発足させ、3~5年後をめどに再上場する。カザナは60億リンギを注入し、残余株の買取費用やリストラ経費、現在290%に達している純負債比率を120%まで圧縮させる。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  4. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  6. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  7. 「水素エンジンバイク」に立ちはだかる障壁と、ヤマハの挑戦…開発者「環境と感動を、どちらも諦めない」
  8. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  9. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  10. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る