民間調査会社のオートデータ社は9月3日、8月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は158万6015台。前年同月比は5.5%増と、6か月連続で前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが27万2423台を販売。前年同月比は1.2%減と、6か月ぶりに前年実績を下回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、3.2%減の1万6346台と、2か月ぶりに減少。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比12.8%増の4万9201台と、5か月連続で前年実績を上回る。
トヨタに抜かれて、2か月連続3位のフォードモーターは、22万1373台を販売。前年同月比は0.4%増と、2か月連続の前年実績超え。主力中型セダンの『フュージョン』が、19.5%増の2万9452台と、4か月連続で増加。主力SUVの『エスケープ』は、8.5%増の2万8996台と、2か月連続のプラス。一方、ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、4.2%減の6万8109台と、3か月ぶりに前年実績を下回った。
クライスラーグループは、ホンダを上回り12か月連続の5位。その販売台数は19万8379台で、前年同月比は19.8%増と53か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、33%増の4万3775台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、11%増の1万4065台と好調を保つ。
日本メーカーのビッグ3では、2か月連続で2位のトヨタが、24万6100台を販売。前年同月比は6.3%増と、6か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、1.5%減の4万4043台と、6か月ぶりに減少。新型『カローラ』は23.2%増の3万3088台と、5か月連続のプラス。『RAV4』は3万5614台を販売し、前年同月比は51.5%増と、好調が持続する。
ホンダは日産を上回り、5か月連続の5位。8月は16万7038台を売り上げ、前年同月比は0.4%増と、3か月ぶりに前年実績を上回る。主力車の中では、『アコード』が月販新記録の3万5073台で、前年同月比は11.3%増と5か月連続のプラス。一方、『CR‐V』は3万4079台にとどまり、前年同月比は1.7%減と、2か月ぶりに減少。『シビック』も3万4032台にとどまり、前年同月比は13.8%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
6位の日産は、13万4388台を販売。前年同月比は11.5%増と、11か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が3万2153台を販売。前年同月比は3.8%増と、3か月ぶりに前年実績を上回る。『セントラ』は、36.3%増の1万7182台と、大幅増を維持。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は2万1419台を売り上げ、前年同月比は24%増と3か月ぶりに前年実績を超えている。