【リコール】日産 マーチなど11万台、スターターモータ不具合で発火のおそれ

自動車 ビジネス 企業動向
日産 マーチ
日産 マーチ 全 3 枚 拡大写真

日産自動車は9月4日、『マーチ』などの始動装置(スターターモータ)および制動装置(アッパースプリング)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは日産『マーチ』『ノート』『ラティオ』の3車種で、2010年6月25日から2014年4月15日に製造された11万5774台。

アイドリングストップ無し車のスターターモータにおいて、モータコイルとシャフトの嵌合力が不足しているため、始動時の入力によってモータコイルがずれるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ブラシが変形して始動不良となり、最悪の場合、ブラシホルダが破損し、ショートして発火するおそれがある。

後輪ブレーキのアッパースプリング製造工程において、治具の形状が不適切なためスプリングに傷がついたものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該アッパースプリングが折損し、最悪の場合、ブレーキを解除しても制動力が完全に解除されないおそれがある。

スターターモータについては、全車両、対策品と交換する。アッパースプリングについては、全車両、後輪ブレーキの製造日を確認し、対象の場合は良品と交換する。

不具合はスターターモータで29件、アッパースプリングで211件発生。スターターモータ不具合による火災事故が3件発生している。

市場からの情報、および国土交通省からの指摘により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る