【モスクワモーターショー14】ベルトーネ仕様のシボレー ニーバ を発見!

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シボレー・ニーバ(ベルトーネ・エディション)
シボレー・ニーバ(ベルトーネ・エディション) 全 8 枚 拡大写真

シボレーのブースでは、コンパクトSUV『ニーバ』の次期モデルを示唆するコンセプトカーが注目を集めた。しかしその近くに置かれていた現行モデルも興味深いものだった。ベルトーネ仕様だったのだ。

【画像全8枚】

それはドアに貼られた「ベルトーネ・エディション」という小さなバッジではじめて気づかされる。聞けば、GMアフトワズでは2009年にニーバをフェイスリフトして以来、ベルトーネ・エディションを設定しているのだとか。

ニーバは名前から想像する通り、かつてラーダ ニーバと呼ばれていた車種をベースに開発されている。アフトワズがGMとの合弁事業をスタートするにあたってメカニズムと商標を提供し、ラーダ ニーバはラーダ4×4と名称変更したのが2002年のこと。

そして発売開始から7年後のフェイスリフトを手がけたのがベルトーネで、その縁で誕生したのがベルトーネ・エディションというわけだ。フェイスリフトといっても改良の主眼はメカニズムや装備の近代化や仕様変更で、スタイリングは基本的に踏襲。

代わりにボディの樹脂プロテクターを大型化し、ホイールアーチも覆うという程度のスタイリング変更に留めたものが新たにグレード設定された。つまり実質的には、ニーバの上級グレードがベルトーネ・エディションだと言ってよさそうだ。

オフロードマニアなら、ベルトーネ『フリークライマー』というSUVを覚えている方もいるかもしれない。フリークライマーはダイハツ『ラガー』をベースにして改良を加えたベルトーネの独自車種だった。

ニーバのベルトーネ・エディションもフリークライマーと同様にデザイン当事者による、トータルバランスを考慮して魅力を向上させたものと言えるかもしれない。ともあれ、経営再建中のカロッツェリアの名前を、2014年モデルで見ることができたのは嬉しい発見だった。

《古庄 速人》

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