自動車とエレクトロニクス、開発の現場で選ばれるアンシスのソリューション…アジア初の国際カンファレンス開催 10月9日・10日

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フェラーリはアンシスのソリューションを車両開発やレースに活用している
フェラーリはアンシスのソリューションを車両開発やレースに活用している 全 17 枚 拡大写真

幅広いソリューションを用意するアンシスならではの国際カンファレンス同時開催

製品開発や製造プロセスの総合シミュレーション・ツールをリリースするアンシス。自動車産業や電気・電子機器といった製造業だけでなく、医療・バイオや農業、食品など幅広い業種の新製品開発などに利用されている、国際的企業だ。

そのアンシスが、2014年10月9・10日に、JPタワー ホール&カンファレンス(東京・丸の内)にて、自動車業界向け国際カンファレンス「ANSYS Automotive Simulation World Congress 2014(アンシス・オートモーティブ・シミュレーション・ワールド・コングレス2014)/以下ASWC」および、エレクトロニクス産業向け「ANSYS Electronics Simulation EXPO(アンシス・エレクトロニクス・シミュレーション・エキスポ)/以下AESE」を同時開催する。

自動車業界向けとエレクトロニクス業界向けカンファレンスを同時に開催するというのが、今回のイベントの大きな特徴だ。これは幅広いソリューションを多くの業種にリリースするアンシスならでは。また、最新の自動車には数百ものECUが搭載されるだけでなく、IT化の進捗など、エレクトロニクスの重要性が高まっている。そうした自動車産業に対して、当然、エレクトロニクス産業も大きな興味を抱いていることだろう。そうした意味では、二つの業種向けを同時に開催する意味もあるということだ。

60を超えるセッションで最新の開発手法を紹介

2日間の開催のうち、午前中は両日とも基調講演が行われる。そして午後は、合計9トラックに分けた60以上のセッションで、アンシス製品を活用した国内外の事例発表が行われる。そのうち自動車とエレクトロニクスの割合は半々。最新のソフトの活用方法や、成功事例などの情報収集が可能となっている。

そうしたセッションが用意された今回のカンファレンスだが、その内容は、アンシスならではの特徴が表れている。アンシスのソリューションの特徴は、個々の解析ツールを連成して利用することができる「マルチ・フィジックス・ソリューション」にある。構造や流体、熱、回路、システム、電磁界などの解析を総合的に利用することができるのだ。また、構造・流体・熱・電磁界といった物理解析を回路・システムと融合させる「マルチ・ドメイン・ソリューション」も特徴である。そうした数値モデル化による解析で、開発前にクルマの性能を評価するという事例も用意されているという。

また、ハードを作るためのソリューションだけでなく、アンシスでは組み込みシステムのソフトウェア開発ツールもリリースしている。その事例発表も行われる予定だ。

同社は、「自動車と、エレクトロニクス・半導体は日本を代表する産業。これらの業界に対し、我々のソリューションを提案したい。様々なサービス・製品を提供しており、自動車業界をはじめ既に広く導入頂いているものの、ひとつの分野に留まっている部分もある。アンシスのソリューションは分野にとらわれず、マルチにご活用頂けるのが特徴。それを紹介する場にしたい」と抱負を語る。

参加対象は自動車産業またはエレクトロニクス産業において設計・製造・解析業務に携わる方、500人を予定。アンシス本社の最新情報、フェラーリ、BMWなどの海外担当者による基調講演のほか技術発表、導入実績の紹介などがおこなわれる。セッション終了後には、参加者同士が情報交換できるよう、交流の場も用意されている。

「Automotive Simulation World Congress 2014」「ANSYS Electronics Simulation EXPO 2014」概要

・開催:2014年10月9日・10日
【1日目】9時30分~17時15分(9時00分受付開始)
 懇親会:17時30分~19時00分
【2日目】9時30分~17時15分(9時00分受付開始)
・会場:JPタワー ホール&カンファレンス
・参加費:無料
・申込:事前にウェブサイトから手続きをおこなう。

◆お申し込みはこちらをクリック◆

《鈴木ケンイチ》

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