米国の自動車最大手、GMは9月7日、米国デトロイトで開幕した「第21回ITS世界会議」において、自動運転技術の実用化計画を発表した。
GMの自動運転技術は、「スーパークルーズ」と命名。高速道路において、ドライバーがステアリングホイールから手を離した状態で走行できるハンズフリー運転を可能にする。
さらに、高速道路では、ブレーキやアクセルの操作も、車がドライバーに代わって行う。現在のクルーズコントロールの発展形の意味を込めて、スーパークルーズと名付けられた。
スーパークルーズの開発目的は、高速道路でのドライバーの快適性を引き上げること。渋滞時や長距離走行時にも、威力を発揮することを狙う。
スーパークルーズは、2017年モデルの新型キャデラックに採用される予定。GMのメアリー・バーラCEOは、「革新の潮流が、世界の自動車産業を活気づけている。GMは新技術の主導的地位を保つため、大きく飛躍していく」と語っている。