KDDI意識したドコモ…パケットにくりこし&大容量プラン追加

エンターテインメント 話題
データくりこし
データくりこし 全 2 枚 拡大写真

 NTTドコモは8日、新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の一部改定を発表した。

 今回発表されたのは、データ通信料金の「パケットパック」に8GBで月額6,700円の「データLパック」を追加、使わなかったデータ量を翌月に繰り越せる「パケットくりこし」の導入、パケットパックの容量を使い切った時に購入できる追加購入データ量の利用期間延長の3つ。

 1人向けパケットパックに8GB/6,700円の「データLパック」が追加される。このプランの追加により、パケットパックの選択肢は2GB/3,500円、5GB/5,000円、8GB/6,700円、10GB/9,500円、15GB/12,500円、30GB/22,500円となる。8GBのプランは、5GBでは足りないかもしれないが10GBでは余りそう、という人にとって有力な選択肢となるだろう。また、auの新料金プラン「カケホとデジラ」の8GB/6,800円を意識してきっちりと「当ててきた」という印象も受ける。

 「データくりこし」は、データ容量を1GB単位で次の月に繰り越せるサービス。シェアしている家族で分け合うことも可能となっているので、これまで月末近くにシェアパックの残りデータ量を確認し「残すのはもったいないから使いきらなくては」などと考えていた筆者のようなユーザーには嬉しいサービスだろう。

 ビジネスなどで画像や動画などをやり取りすることがあるユーザーや動画をストリーミングなどで視聴することがあるユーザーは、翌月まで使えるということを考えて、今より大きなプランへの変更を検討してもいいだろう。

 考えてみれば、「繰り越し」という考え方は、FOMAの料金プランで「分けあい」と並んでおなじみだった。携帯電話の利用シーンが音声通話中心からデータ通信中心へと移っていく中で、慣れ親しんだこれらの考え方はユーザーにもなじみやすいのではないかと思う。

 3つ目の改定は、パケットパックの利用可能データ量を超えても通常速度で利用したいという時に1GB/1,000円で購入できるデータ量の利用期間についてだ。これまでは購入月の末日となっていたが、これが翌月末日まで1ヵ月延長となる。「データくりこし」はデータ量があまった時にうれしいサービスだが、こちらは足りなくなった時にうれしいサービスとなっている。

 「カケホーダイ&パケあえる」は料金プランの大きな転換で、ドコモにとっても探り探りという面もあるだろうが、ユーザーにとってメリットが大きい今回の改定は評価できる。今後も、ユーザーにとってわかりやすく使いやすい料金プランになるよう期待したい。

ドコモ、新料金プランに「データくりこし」など追加……データ量が使いやすく

《吉川 亮太@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る