フランスの自動車大手、ルノーは9月9日、ボロレとEVの分野で提携すると発表した。
ボロレグループは、欧州でEVのカーシェアリングサービスを手がける大手。同社は4年前から、フランス・パリ市内において、EVを使ったカーシェアリングの「オートリブ」を展開中。このオートリブでは、イタリアのピニンファリーナが開発した小型EV、『ブルーカー』を使用している。
両社は2013年9月、提携に向けた合意書に調印。その後、およそ1年をかけて、提携の具体的内容を協議してきた。
今回、ルノーとボロレは、提携の内容を発表。現在、イタリアでボロレが生産しているブルーカーの組み立てを、2015年の後半から、ルノーのフランス工場に移管する。
さらに両社は、合弁会社を設立。フランスおよび欧州で、EVを使ったカーシェアリングサービスの強化に乗り出す。
また、ルノーとボロレは、新型EVの共同開発・生産を計画。蓄電容量20kWhのボロレ製リチウムメタルポリマーバッテリーを積むコンパクトEVを予定している。