【リコール】日野 デュトロ など6万7000台…燃料フィルタなどに不具合

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日野・デュトロ
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日野自動車は9月10日、『デュトロ』などの燃料装置(燃料フィルタ)および動力伝達装置(センターベアリング固定金具)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、日野『デュトロ』、トヨタ『ダイナ200』『ダイナ300』『ダイナ400』『トヨエースG25』『トヨエースG35』『トヨエースG45』の7車種で、2011年2月3日~2014年6月24日に製造された計6万7652台。

燃料フィルタについては、ディーゼル車のエンジンに取り付けられている当該部品の強度が不足しているため、頻繁にエンジンの始動、停止を行うと燃料圧力の変動により、燃料フィルタのケースに亀裂が入るものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行してフィルタケースが破損して、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。

動力伝達装置については、センターベアリング固定金具をフレームに固定するボルトの締め付けトルク並びに締め付け作業が不適切なため、走行中の振動等により、ボルトが緩むものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、緩みが進行して、最悪の場合、固定金具がフレームから外れてプロペラシャフトが脱落して走行不能となるおそれがある。

燃料フィルタについては、全車両対策品に交換。動力伝達装置については、全車両、当該ボルトとナットを対策品に交換し、適正トルクで締め付ける。

不具合は燃料フィルタ起因のものが16件、動力伝達装置起因のものが6件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

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