モリタ、空気から消火薬剤を作る消防車を開発…原子力施設に納入

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モリタ・ミラクル N7
モリタ・ミラクル N7 全 2 枚 拡大写真

モリタホールディングスは9月11日、災害現場の空気から消火薬剤を作り出す、世界初の消火設備「窒素富化空気(NEA)システム」を開発、同システムを搭載した新型消防車「ミラクル N7」第1号車を日本原燃に納入したと発表した。

NEAシステムは、空気から酸素を除去し、窒素濃度を高めた気体を連続的に放出するシステム。空気と動力さえあれば、消火薬剤等を貯蔵する必要がなく、災害現場において継続して低酸素濃度環境を維持することができる、これまでにないガス系消火システムだ。

今回、納入の第1号車 ミラクル N7は、フィルタユニット、分離膜ユニット、送気ユニットで構成。地震に強く、不特定の場所で発生する火災に対して機動的な対処ができる画期的な消防車だ。

分離膜容器はポリイミド製の中空糸で構成されており、車両には25本の分離膜を搭載。窒素富化空気は、窒素濃度85~99%、送気流量は400~2500立方米/時の範囲で調整可能で、災害状況に応じて使用することができる。

1号車の価格は2億5000万円(税抜)。

《纐纈敏也@DAYS》

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