インド 新車販売、8.7%増…3か月連続で増加 8月

自動車 ビジネス 海外マーケット
トヨタ・カローラ アルティス(デリーモーターショー14)
トヨタ・カローラ アルティス(デリーモーターショー14) 全 3 枚 拡大写真

インド自動車工業会は9月10日、インド国内の8月の新車販売の結果をまとめた。乗用車と商用車を合わせた総販売台数は、26万2388台。前年同月比は8.7%増と、3か月連続で前年実績を上回った。

メーカー別では、インド市場で3割を超えるトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキが8月、インド国内で9万8304台を販売。前年同月比は23.9%増と、4か月連続で増加した。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、合計で8万2823台を販売。前年同月比は30.4%増と、4か月連続のプラス。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入。8月はセグメント合計で5491台を販売。前年同月比は20.3%増と、4か月連続で増加する。

また、トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)が発表した8月のインド新車販売台数は、1万2384台(輸出を含む)。前年同月比は18.6%減と、3か月連続で前年実績を下回った。8月実績の1万2384台の内訳は、インド国内販売分が1万1215台で、前年同月比は6.6%減と、4か月ぶりに減少。そんな中、2014年5月に発売したばかりの『エティオス クロス』と『カローラ アルティス』は好調だった。

ホンダのインドにおける四輪車生産販売会社、ホンダカーズインディアリミテッドが公表した8月のインド新車販売台数は、1万6758台。前年同月比は88%増と、2桁の大幅増を維持する。モデルチェンジを受けたばかりの新型『シティ』は生産工場変更の影響で、757台と大きく減少。しかし、新型コンパクトカーの『アメイズ』が、9198台と売れた。

インドでは2014年5月、モディ新政権が発足。7月末で期限切れを迎えた物品税の減税を、2014年末まで延長するなど、同政権の経済政策により、消費者の新車購入意欲は回復傾向にある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る