【ダイハツ ハイゼット トラック 新型発表】軽ながら“目いっぱい使える”インテリア

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ダイハツ・ハイゼット トラック
ダイハツ・ハイゼット トラック 全 16 枚 拡大写真

15年ぶりにフルモデルチェンジしたダイハツ『ハイゼットトラック』は、一目でわかる収納や、使いやすさという意味を込めて、“MAXIMUM & USABLE”がインテリアのデザインコンセプトだという。

そう話すのは、同社デザイン部デザイン室課長の岡野守展さん。「軽の枠の中なので、限られた寸法だが、なるべく使えるところは目いっぱい使えるように考えている。例えば、グローブボックスなども、A4キングファイル(50mmくらいの)も入れられる」と説明。

そのインパネ周りは4つのエリアに分け、収納を考えた。「メーター下からオーディオ下までの収納を“小型雑貨エリア”、助手席前を“中型雑貨エリア”、空調の下を“入れっぱなしエリア”、グローブボックスから下にかけては“大物、長尺物エリア”と、置く場所を分けて、デザインしていった」と岡野さん。

そのエリアを決めるに当たっては、「デザイナー自らが、ユーザーのところへ実際にどのようなモノがどこに置いてあるかを見に行った」と話す。その結果を踏まえ、「発泡モデルを作成し、ユーザーに検証してもらった」と述べる。岡野さんは、「近年ダイハツは、“お客様のそばで”と言っているように、実際にユーザーのそばで、どんなことが起こっているのかを大切にしたので、調査は欠かせなかった」と振り返る。

また、メーターパネルの上面をこれまで曲面だったのを水平にした。この理由は、直射日光が避けられないので、余り推奨はできないがとした上で、「クルマを止めて、仕事をしたりするときに、モノを置きやすいようにした結果だ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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