【トヨタ i-ROAD グルノーブル実証実験】EVに乗るかトラムに乗るか?…EVシェアリング、交通管制情報と連携し最短を案内

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ステーション・モバイル
ステーション・モバイル 全 13 枚 拡大写真

トヨタがフランス・グルノーブルで10月より本格スタートする超小型EVシェアリング実証実験「シテ・リブ by Ha:mo」。『COM』および『i-ROAD』をそれぞれ35台、計70台を運用して、モーダルシフト(輸送手段転換)を支援し、都市内の交通円滑化を目指すものだ。

【画像全13枚】

実験では、同名(シテ・リブ by Ha:mo)のスマートフォンアプリをユーザに提供。このアプリでは、EVの予約や充電状況、ステーションの空き状況が確認できるだけでなく、グルノーブルにおいて車・充電ステーション・経路検索システムを提供する「ステーション・モバイル」とも連携した情報提供をおこなう。

このステーション・モバイルは、グルノーブル都市圏の交通機関や道路の情報を一手に集約する管制センター。それだけでなく、カーシェアリングや公共交通機関のパス発行や、交通相談、各種広報など幅広い活動をおこなっている。2000年に発生した事故が元で交通関係各所の連絡が不十分だったため、交通が麻痺してしまった教訓をもとに設立されたという経緯がある。

ステーション・モバイルの内部は、4つの大きな区画に分かれており、(1)公共バスの運行管理、(2)トラムステーションの監視とトラムの運行指示、(3)主要交差点の信号管制、そして(4)高速道路の監視がおこなわれている。それぞれの区画で複数名が常駐する。

ステーション・モバイルでメトロ(グルノーブル都市共同体)代表のAnnick Dutartre氏によると、「それぞれ運行管理の担当者がステーション・モバイル内に常駐しているので、万が一公共交通機関に運行障害が発生した場合に、各担当者が即時に連絡を取り合って振り替え輸送や信号管制の変更などがおこなえる。また定期的にディスカッションする場を設けられるので、システムの改善についても積極的に取り組める」と、そのメリットを強調する。

このステーション・モバイルではまた、経路案内情報提供システムの開発もおこなわれている。目的地を定め、その交通機関を組み合わせれば最速のルートかが分かる仕組みだ。この仕組みと、シテ・リブ by Ha:moのアプリとが連携して、10月には本格運用が開始する。今回の取材で見せてもらったのは開発途中のPCのデモ画面だったが、どのステーションでi-ROADを使えば良いのか、それともトラムを使った方が良いのかなど一覧で表示されるようになっていた。交通機関別のルート案内はGoogle Mapsでもおこなっているが、現状フランスでは鉄道やトラムなどの公共交通を利用した案内には対応していない。

シテ・リブ by Ha:moのアプリからステーション・モバイルへのダイレクトリンクも設置されており、利便性にも配慮されている印象を受けた。

《北島友和》

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