【トヨタ i-ROAD グルノーブル実証実験】内山田会長「超小型EVシェアリングは新たな成長分野」

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トヨタ自動車の内山田竹志会長
トヨタ自動車の内山田竹志会長 全 13 枚 拡大写真

フランス グルノーブルで10月よりスタートする超小型EVシェアリング社会実験。実験開始を前に、ローンチに向けた会見が9月12日に同市でおこなわれた。会見にはトヨタ自動車の内山田竹志会長を初めとして、フランス閣僚、グルノーブル市、フランス電力公社(EDF)やシテ・リブ、グルノーブル都市圏共同体(メトロ)から要人が出席した。

内山田会長は「トヨタはハイブリッド車を1997年に発売し、2015年には燃料電池車も発売する。私たちはリスクを覚悟のうえで新しいモビリティに挑戦してきた。今回、自動車という枠組みをこえて、人とクルマそしてコミュニティとが繋がった新しい社会インフラを提供することを目指し、その取り組みのひとつとしてHa:moの取り組みをおこなう。新しいモビリティのカタチとして、公共交通機関を連携させることで柔軟性のある効率的な移動を提供したい」と今回の実験の狙いについて説明。

また内山田会長は「グルノーブルにはイノベーションをはぐくむ土壌があり、将来のモビリティにも積極的に取り組んでいる」と評価し、トヨタが取り組む次世代モビリティと方向性が一致していたことを強調。

さらに、「こうした都市交通の分野は新たな成長分野になるものと考えており、今回の実験はその本格的な布石として位置づけている。日本では2020年に東京でオリンピックが開催されることが決まっており、新しい納期をいただいたと思っている」と述べ、グルノーブルでの実験の知見をもとに、東京オリンピックに向けた新しい超小型EVシェアリングの可能性についても言及した。

《北島友和》

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