【キャデラック エスカレード 新型発表】プレオーダーで価格を公表した理由…コルベットとの違いとは

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新型キャデラック エスカレード
新型キャデラック エスカレード 全 8 枚 拡大写真

昨年7月より実施した、シボレー『コルベット』のプレオーダー・キャンペーンに引き続き、ゼネラルモーターズ・ジャパンは、来年早々に日本でも正式発表するキャデラック『エスカレード』で、プレオーダー・キャンペーンを実施する。

「前回との大きな違いのひとつは、値段を提示したことだ」とは、同社セールス・ディレクターの松本茂良氏の弁。

その理由は2つある。まず、「コルベットを購入するユーザー、そして販売店から、この施策はとても良かったが、ある程度の値段がわかれば、もっと購入を検討しているユーザーに安心して勧めることができ、購入に結び付いたかもしれないという意見が出た。それをできる範囲の中で具現化した」と説明。

もうひとつは、ユーザー層の違いにある。「コルベットユーザーは、純粋にクルマを楽しむというパッションを持っているのに対し、エスカレードのユーザーは、クルマをステータスとして、自分の成功を具現化するもの位置づけており、ユーザーのクルマに対するスタンスが違う」と述べる。

その上で、「(前回を振り返り)ディーラーとユーザーが安心して購入できる何かが欲しいということを学んだので、ユーザーの志向が違うということを踏まえ、今回は、可能な価格提示ができるようにした」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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