JR東日本、花巻・新花巻両駅を改修…釜石線活性化目指す

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花巻駅の改修後のイメージ。「宮沢賢治の世界」をベースとし、大正時代のレンガ建物をイメージした外観にする。
花巻駅の改修後のイメージ。「宮沢賢治の世界」をベースとし、大正時代のレンガ建物をイメージした外観にする。 全 4 枚 拡大写真

JR東日本盛岡支社はこのほど、釜石線のイメージアップ策として岩手県内花巻市内の花巻駅と新花巻駅を改修すると発表した。

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東北本線と釜石線の分岐点・花巻駅は、「宮沢賢治の世界」をベースに改修。大正時代のレンガ建物をイメージした外観に変えるともとに、ガラス面には青色のフィルムを貼って「銀河鉄道の夜」の世界を表現する。あわせて釜石線ホーム屋根の増築も行う。

東北新幹線と釜石線の連絡駅となっている新花巻駅は、新幹線駅舎と釜石線ホームを結ぶ地下連絡通路を「『新幹線から』『釜石線へ』『銀河鉄道の旅』へとつながっていくイメージ」で構成した装飾を施す。また、ホーム壁面には「星めぐりの歌」の歌詞と登場する星座を配置する。

花巻駅の改修工事は9月21日に完成する予定。ただしホーム屋根の増築は2015年3月の完成を予定している。新花巻駅は10月14日「鉄道の日」に改修工事を完了させる。

釜石線は花巻~釜石(釜石市)間90.2kmを結ぶJR東日本の鉄道路線。今年4月からはC58形蒸気機関車がけん引するSL列車『SL銀河』が土・日曜を中心に運行されている。盛岡支社は、今回の改修によりSL乗車への期待感を利用者に高めてもらうほか、釜石線沿線地域の活性化に貢献していくとしている。

《草町義和》

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