気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年9月17日付
●危険ドラッグか事故次々、渋谷・新宿、運転の男意識もうろう(読売・33面)
●三菱自がインドネシア工場(朝日・9面)
●パイオニア、国内800人削減へ、DJ機器事業を売却(朝日・11面)
●GMの欠陥関連死、19人を認定(毎日・8面)
●往年の名車、トヨタ2000GT展示、新宿三井ビル完成40周年、入居企業が記念展(毎日・27面)
●ディーゼル車市場加速、マツダやBMW続々搭載「排ガス」クリーンに「軽油」もメリット(東京・7面)
●高卒求人製造業が拡大、新日鉄住金8割増、マツダ6割増、人手不足や技能伝承(日経・1面)
●バングラデシュに新工場、ホンダ検討、二輪を増産(日経・1面)
●パーク24、9%減益、今期最終消費増税で利用低迷(日経・17面)
●富士重工業、営業利益率2ケタ維持へ、CFO投資家に語る(日経・17面)
●大手銀株の上値重く(日経・19面)
ひとくちコメント
このサイトにも10年以上掲載し続けていた「株価」情報が、いつの間にか消えたため、3連休中、久しぶりに株式欄で最近の自動車関連の銘柄をチェックしてみた。
1ドル107円台と円安が進行したことから、俗にいう「輸出関連株」の動きが気になったからだ。案の定、先週末の9月12日の東京株式市場では、日産自動車(1059.5円)、スズキ(3726.5円)、マツダ(2643円)、富士重工業(3196.0円)、ヤマハ発動機(2110円)など、自動車各社は軒並み年初来高値を更新。3連休明けの16日は利益確定の売りが先行したことでさらに高値を更新する銘柄は少なかったが、それでもトヨタ自動車(6330円)や三菱自動車(1230円)なども年初来高値に迫る勢いは衰えていない。
そんな中、ホンダの上値が重い。きょうの日経のマーケット欄にも13年末と比べたTOPIXコア30構成銘柄の「下落率ランキング」を掲載しているが、ホンダは15.7%下落して、三菱地所、三井住友FG、新日鉄住金に次いで4位。デンソーも14.4%減で6番目だった。一方、上昇率の上位には日産が19.3%上昇して4位、ソニーも18.5%上昇の5位となっていた。
ホンダの16日の安値は3648.0円。スズキの高値が3654.0円であり、12日に続いて一時ホンダの株価はスズキに抜かれたことになる。株価は将来の企業に対する期待を敏感に反映するともいわれている。きょうの日経は1面で「ホンダがバングラデシュに新工場検討、二輪を増産」と報じているが、四輪ではなく二輪ではインパクトに欠けはしないだろうか。