英国の高級車メーカー、ベントレーは9月16日、『ミュルザンヌ・スピード』の概要を明らかにした。実車は10月、フランスで開催されるパリモーターショー14で初公開される。
同車は、ベントレーのフラッグシップサルーン、『ミュルザンヌ』に追加された高性能グレード。強化された排気量6.75リットルのV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。「スピード」の名に相応しいパフォーマンスを追求した。
ミュルザンヌ・スピード用の6.75リットルのV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力537ps/4200rpm、最大トルク112.2kgm/1750rpmを獲得。パワーアップに対応して、サスペンションやブレーキは強化される。
トランスミッションは、ZF製の8速AT「クイックシフト」。駆動方式は、FR。ミュルザンヌ・スピードは、0-100km/hを4.9秒で駆け抜け、最高速は305km/hに到達する。それでいて、低負荷走行ときに8気筒の半分の4気筒を稼働しない気筒休止システムを採用。CO2排出量は342g/kmで、通常のミルザンヌに対して、13%改善。燃費も向上しており、ベントレーによると、通常のミルザンヌよりも80km長く走行できるという。
内外装も専用仕立て。ダーク仕上げのフロントグリルや21インチアルミホイール、ダイヤモンドキルト加工のレザー内装やピアノブラックウッドパネルなどが用意されている。