【東京モーターフェス14】自工会池会長、若者のクルマ離れに「物理的移動を超越している」
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「われわれの若いころは、人に会いに行くためにクルマを使ってその人の前まで行った。女性と付き合うときにもクルマが大きなツールだった。いま、SNSなどに見られるように、コミュニケーションの進化が著しい。電子デバイスで画像や映像がすぐに送れる時代、人々の行動が変わってきている。もう物理的移動を超越してしまってる」(池氏)。
「手のひらに乗るデバイスに夢中になる時代だが、物理的に行って出会うのと、行った気になるのとでは、感動が違うだろう。ここでもう一度、自由に動けるモビリティの魅力を知ってもらいたい。そのためには、自動車メーカーが勝手につくった価値観を押し付けるのでは、若い人には響かないだろう。クルマが若い人たちから離れているんだという見方もある。われわれのほうからも若い人に近づいていきたい。そんな接点の場としても、この東京モーターフェスは大事だと思っている」(池氏)。
「自動車メーカーが一方的にプレゼンテーションを行なうのではなく、来場者と一体となって盛り上がれる体験型コンテンツを集めた」(同会)という同イベント。このフェスを通して、若者たちの目にクルマやバイクはどう映るか。
《レスポンス編集部》