ヤマト運輸とヤマハ発動機、アシスト力をアップした「PAS」を集配業務に活用

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ヤマト運輸は、ヤマハ発動機とともに、10月1日から2015年8月末まで、業務用電動アシスト自転車を活用した集配業務を実施して効率や安全性を検証する。

検証は、産業競争力強化法に基づく新事業活動計画について、経済産業省と国土交通省の認定を受けて実施するもの。

ヤマト運輸とヤマハ発動機は連携し、安全で環境負荷の低い輸送手段として電動アシスト自転車とリヤカーを連結した車両を、全国の都市部や住宅密集地域を中心に活用してきた。

現行法令では、電動アシスト自転車のアシスト力は、人がペダルを踏む力に対し上限2倍までと定められており、アシスト力不足から、急坂などではスムーズな発進が困難で、特に女性や高齢者にとっては、身体的な負担が大きかった。

今回、両社はアシスト力を人のペダルを踏む力に対し3倍まで引き上げた業務用電動アシスト自転車を活用した集配業務を検証する。アシスト力が大きく向上することで、女性や高齢者、運転免許未保持者といった幅広い人材の活用が期待できるとともに、業務用電動アシスト自転車が広く普及することで、CO2を排出しない環境にやさしい輸送を実現する。

ヤマハ発動機が開発した業務用電動アシスト自転車を、ヤマト運輸が集配業務で活用し、安全面や効率化を検証する。将来的に規制緩和を実現することで、経済活性化と低炭素社会の実現を目指す。

ヤマハ発動機の業務用電動アシスト自転車「PAS・ギア・カーゴ」を東京都町田市内で実際の集配業務に活用する。走行距離や生産性など、さまざまなデータを収集し、配送スタッフの使用感や省力化などを分析することで、実用性を確認する。

《レスポンス編集部》

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