交通安全をカジュアルに考える「夕方安全創造会議」…おもいやりライト運動

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クロストークを行ったゲストと山名氏。
クロストークを行ったゲストと山名氏。 全 12 枚 拡大写真

9月19日、神奈川県横浜市の日産自動車の本社において、おもいやりライト運動の「夕方安全創造会議」が開催された。平日の金曜日の夕方16時のスタートという難しい時間でありながらも約200名が集まった。東京や神奈川だけでなく、山形や三重などからはるばる参加する人もいたのだ。

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「おもいやりライト」とは、交通事故の危険性の高い夕方のヘッドライト早期点灯をうながす日産自動車による交通安全運動だ。「出会いとつながりが社会を動かす」という考えをベースに、今回の「夕方安全創造会議」では、「ソーシャルデザインで交通安全を変える」というテーマが掲げられた。

イベントは、おもいやりライト運動プロデューサーである山名清隆氏の「おもいやりが頭から飛び出てしまいました」という挨拶から始まる。言葉どおりに山名氏は、ライトを仕込んだ大きな帽子をかぶって登場。従来の上意下達の交通安全の啓蒙運動ではなく、非常にカジュアルな雰囲気が「おもいやりライト運動」の特徴のひとつと言っていいだろう。

イベントは公益財団法人交通事故総合分析センターITARDAのつくば交通事故調査事務所所長・沼尻到氏による夕方の早期ヘッドライト点灯の必然性の説明や、交通安全の歴史を振り返るビデオの上映、一般社団法人高視認性安全服研究所や北里大学医療衛生学部視覚機能療法学先行講師・川守田拓志氏のプレゼンなどが行われた。

イベントの目玉ともなるクロストークでは、おもいやりライト運動プロデューサーの山名氏、カーライフエッセイストの吉田由美さん、ソーシャルデザインプロデューサーの上田壮一氏、アクセンチュアマネイジングディレクター市川博久氏が登場。それぞれの普段の活動や社会活動を活用した交通安全の未来の姿などが話し合われた。驚くべきは、日産のイベントでありながらも、上田氏によるトヨタ・アクアのプロモーションの一環として実施されている水辺の清掃活動なども紹介されたことだ。

また、日産自動車の50年にもおよぶ交通安全啓蒙活動や「ハローセーフティキャンペーン」、2010年からの「おもいやりライト運動」の報告も行われている。

ワークショップのテーマは「良い点灯の日」と呼ぶ「11月10日」の夕方16時に、一斉にヘッドライトを点灯してもらうためのアイデアを参加者の各テーブルで考えるというもの。アイデアがまとまったら、挙手をして披露するのだが、時間切れになるまで挙手が続く。テーマは交通安全という堅いものだが、参加者の熱意を感じることができたイベントであった。

《鈴木ケンイチ》

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