親の負担増…代金もおこづかいも高騰する、イマドキ中学校の修学旅行

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修学旅行に関して学校に払い込んだお金
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 中学校の修学旅行は、旅費も準備も高額化の傾向にあり、お小遣い額も「5,000円以上」が8割近くに上ることが、ベネッセ教育情報サイトが9月18日に公表した調査結果から明らかになった。

 修学旅行に関して学校に払い込んだ金額は、「5万円以上10万円未満」がもっとも多く51.5%、次いで「5万円未満」39.7%、「10万円以上」は8.8%だった。価格帯では、特に「5万円以上6万円未満」の層が厚かったという。

 修学旅行の費用に対しては、「5万円未満」では76.5%が「妥当」と回答。一方、「5万円以上10万円未満」では、「妥当」53.9%、「やや高すぎる」31.6%、「高すぎる」13.4%となり、「妥当」と「高い」という評価に意見が二分した。

 旅行のために新しく買ったものが「ある」という回答は54.5%。具体的には、「旅行かばん」「下着」「パジャマ」「着替え用の服」などが多かった。

 お小遣いについては、77.2%が「上限額を学校で決められている」と回答。上限額は「5,000円以上1万円未満」がもっとも多く、49.6%を占めた。「1万円以上(27.8%)も含めると、8割近くが「5,000円以上」という結果になった。「5,000円未満」は22.6%だった。

 旅行日程は、「2泊」が75.3%に上り、「3泊」が18.8%と続いた。少数派ながら、「1泊」(0.9%)、「4泊」(2.6%)、「5泊以上」(2.3%)という回答もみられた。

 時期は、「中学3年生の4~8月」がもっとも多く、66.3%。行き先は、北海道と東北の中学校を除くと、「近畿地方」や「九州・沖縄地方」が多かった。具体的には「東大寺」「鹿苑寺(金閣寺)」「慈照寺(銀閣寺)」「長崎原爆資料館」「ひめゆりの塔」など、歴史的に重要な意味を持った場所が多く選ばれていた。

 一方、「子どもを修学旅行に行かせてよかった」という回答は98.1%と高く、保護者からは「親元を長期間離れて何か感じたようだ」「自立の第一歩になった」などの声があったという。

 調査は5月、同サイトメンバーのうち、修学旅行に参加した高校生以上の子どもの保護者を対象に実施。738名から回答を得た。

中学校の修学旅行、旅費も小遣いも高額化

《奥山直美》

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