フロスト&サリバン、位置測定器の世界市場拡大を予測…自動車製造のオートメーション化で

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フロスト&サリバンは、自動車製造のオートメーション化に伴い、インライン対応測定器の需要が促進。自動車産業向けの位置測定器市場が2018年に向けて成長するという予測を発表した。

フロスト&サリバンが新たに発表した調査分析「自動車産業向け位置測定器の世界市場分析」によると、自動車製造工場で用いられる位置測定器の世界市場規模は、2013年の9億4920万米ドル(約1034億円)から、2018年には推定で約12億2510万米ドル(約1334億円)に成長する予測となっている。

今回の分析では、自動車産業向けインライン対応測定器のセグメントは、2018年に向けて年平均成長率(CAGR)12.2%で成長すると予測。一部のパワートレイン製造メーカーやホワイトボディーの製造ラインでは、三次元測定機(CMM)などの従来のマニュアル測定器から、インライン対応測定器への移行が進むことが見込まれる。

一方で、燃料価格の上昇に伴うグローバル経済動向の変動は、引き続き世界的に自動車産業への影響を及ぼすと見られている。特に新興国の経済状況は、自動車サプライチェーン企業にとって懸念要素を生み出す状況で、位置測定器に向けた投資にも影響を及ぼしている。中規模および小規模の位置測定器メーカーは、売上げ拡大のために、アジア太平洋地域になどで製品の価格引下げを実施。メーカーの市場競争力を維持する手助けを行う一方で、利益率や位置測定器市場全体の成長にも影響を与えている。

アジア太平洋地域は小規模ならびに中規模の自動車販売業者が集中する背景から、位置測定器の主要な成長市場となることが予測されており、特に日本、インド、中国が位置測定器の主要なターゲット市場となることが見込まれる。

《纐纈敏也@DAYS》

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