韓国のキアモーターズ(起亜自動車。以下、キア)は9月18日、フランスで10月に開催されるパリモーターショー14において、コンセプトカーの『オプティマT-ハイブリッド』を初公開すると発表した。
同車は、キアのグローバル主力中型セダン、『オプティマ』に、新開発のマイルドハイブリッドを搭載したコンセプトカー。このマイルドハイブリッドは2014年3月、ジュネーブモーターショー14で初公開。キアの欧州R&Dセンターが開発を担当した。
システムは小型のモーターに、バッテリー(二次電池)として48Vのカーボン電池を組み合わせて構成。このバッテリーは、低速域において、モーターのトルクを引き上げる役割を果たす。また、低速時や負荷の少ない巡航時には、モーターのみで走行するEVモードを採用。減速時のエネルギーをバッテリーに蓄える機能も備える。
パリモーターショー14で初公開されるオプティマT-ハイブリッドでは、欧州らしくディーゼルエンジンが基本。1.7リットル直列4気筒ディーゼル「CRDi」は、ターボではなく電動スーパーチャージャーで過給されており、小型モーターと48Vのカーボン電池を組み合わせる。
現時点では、同車の画像や詳細データは公表されていない。キアは、「同等ディーゼル搭載車と比較して、パワーは15-20%向上。CO2排出量は15-20%削減する」と説明している。