産総研と矢崎総業、自動車用の小型コネクターの評価装置を開発

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今回開発した装置を用いて作製した圧痕の電子顕微鏡写真
今回開発した装置を用いて作製した圧痕の電子顕微鏡写真 全 2 枚 拡大写真

産業技術総合研究所(産総研)ナノシステム研究部門ナノ光電子応用研究グループ 清水 哲夫 主任研究員は、矢崎総業と共同で、自動車ワイヤーハーネス用コネクターの小型・軽量化に貢献する評価装置を開発したと発表した。

自動車ワイヤーハーネス用コネクターは、銅板にスズメッキを施して製品化している。今回開発した評価装置は走査型電子顕微鏡中で金属同士の接触を観察しながら、コネクターの接触荷重と電気抵抗を計測可能。同装置で作製した圧痕では、表面の酸化スズ膜が割れて、その割れ目から下地のスズが入り込んで良好な電気接点を形成していることを確認した。

今回の電気接点に関する評価装置や計測結果は、信頼性や小型・軽量化が求められる自動車ワイヤーハーネス用コネクターの評価や製品設計の新指針に貢献するものと期待される。

同技術の詳細は、10月12日から15日に米国・ニューオーリンズで開催される電気接点に関する国際会議で発表される。

《纐纈敏也@DAYS》

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