ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは9月17日、新型『Vクラス』の4WD車を10月、フランスで開催されるパリモーターショー14で初公開すると発表した。
初代Vクラスは、1998年に誕生。商用車の『ヴィトー』をベースに開発されたMPVで、広い室内空間を備えていた。2004年には、2世代目にモデルチェンジ。新たに『ビアノ』を名乗った。2006年のマイナーチェンジを機に、日本国内での車名は、Vクラスに回帰。2014年1月、欧州で発表された新型は、3世代目。新型は欧州でもビアノの名前を廃し、Vクラスとして登場した。
パリモーターショー14で初公開されるのは、新型Vクラスの4WD仕様。これまで2WD(後輪駆動)だけだった新型Vクラスが、車種ラインナップを拡大する。
4WDシステムは、最新の「4マチック」。4輪の「ETS」(エレクトロニック・トラクション・コントロール)にESPを組み合わせ、高い走行安定性を実現する。前後の駆動力配分は、45対55とした。
新型Vクラスの4マチックは、最上級グレードの「V250ブルーテック」で選択可能。直噴2.1リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力190hp、最大トルク44.8kgmを発生する。欧州では2014年12月から、販売を開始する予定。