鉄道総研とDB研究機関、トンネル微気圧波の共同研究協定を締結

鉄道 企業動向
共同研究協定書に署名する鉄道総研の熊谷則道理事長とDBSTのHans Peter Lang社長。トンネル微気圧波の予測手法と評価手法について共同研究を行う。
共同研究協定書に署名する鉄道総研の熊谷則道理事長とDBSTのHans Peter Lang社長。トンネル微気圧波の予測手法と評価手法について共同研究を行う。 全 1 枚 拡大写真

日本の鉄道総合技術研究所(鉄道総研)とドイツ鉄道(DB)グループのドイツ鉄道システム技術会社(DBST)は9月24日、ベルリン市内で開かれた第10回国際鉄道技術専門見本市(イノトランス2014)会場で共同研究協定書の調印を行った。

鉄道総研によると、DBSTはDBグループへの技術的なサービスを提供するとともに、国際的な鉄道市場で顧客サービスを提供している。鉄道総研とは15年に渡り、鉄道の空気力学に関する情報交換などの交流がある。

今回の共同研究では、トンネル微気圧波の予測手法と評価手法について、日独の異なるトンネルや列車の諸元を踏まえて比較検証し、鉄道総研が持つ予測手法の適用範囲の拡大を目指す。この研究により、両者のトンネル微気圧波の予測精度が向上することなどが期待できるという。これに伴い鉄道総研は、DBSTに研究員を1人出向させる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  2. どうやって駅構内に運んだ?『クロスビー』改良新型のJR浜松駅搬入の裏側をスズキが公開
  3. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  4. ダイハツ『ロッキー』改良新型、新グリルで表情変化...インドネシアで発表
  5. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る