【ランボルギーニ ウラカン LP 620-2 スーパートロフェオ 発表】GT選手権を見据え、後輪駆動を採用

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ランボルギーニ ウラカン LP 620-2 スーパートロフェ
ランボルギーニ ウラカン LP 620-2 スーパートロフェ 全 8 枚 拡大写真

ランボルギーニ『ウラカン』のレースマシン、『ウラカン LP 620-2 スーパートロフェオ(以下ウラカンスーパートロフェオ)』は、『ガヤルドスーパートロフェオ』から一転、後輪駆動を採用した。

ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・アジアシリーズ2014 富士スピードウェイ第3戦のために来日した、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・コーディネーターのジョルジョ・サンナ氏は、「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオをアジアで初めて開催したのが、2012年で、今年で3年目となる。毎年参戦するクルマの数も増加し、成長を遂げている」と話す。

現在、“ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ”は、ガヤルドスーパートロフェオのワンメイクレースであるが、「2015年は新しいマシンとして、『ウラカン』のプラットフォームを使ったウラカンスーパートロフェオを導入する。これはパフォーマンス、安全面、クオリティを大幅に向上させたレーシングカーだ」という。

その最大の特徴は、これまでの四輪駆動から、二輪駆動になった点だろう。その理由についてサンナ氏は、「GT3カテゴリーは二輪駆動であることから、ウラカンスーパートロフェオは二輪駆動を採用した」という。また、「GT3に採用している様々な技術的な特徴を、そのまま採用している。つまり、ドライバーにとっては、GT3に非常に近いパフォーマンスのクルマをドライビングすることになるので、GT3への参戦の準備を整えることもできるのだ」と、ドライバーの次へのステップアップも見据えて開発したことを強調した。

今回の開発にあたっては、「ダラーラエンジニアリングや、ギアボックスのエックストラック、エンジンマネージメントのモーテックなどモータースポーツの経験が豊かなサプライヤーとパートナーを組んだ」とサンナ氏。「つまり最高のサプライヤーに協力してもらい、モータースポーツの経験を凝縮してこのワンメイクのレーシングカーを開発した。他の追随を許さないレーシングカーに仕上がったと自負している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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