東芝、PMSM+SiCの駆動システムをメトロに納入

鉄道 企業動向
東芝が銀座線1000系3次車向けに納入した全閉PMSM。従来の開放型誘導電動機に比べ効率が飛躍的に向上する。
東芝が銀座線1000系3次車向けに納入した全閉PMSM。従来の開放型誘導電動機に比べ効率が飛躍的に向上する。 全 3 枚 拡大写真
東芝はこのほど、東京地下鉄(東京メトロ)銀座線で運用されている1000系電車の3次車用として、全閉式永久磁石同期電動機(全閉PMSM)とSiC(炭化ケイ素)ダイオード適用のVVVFインバーター制御装置を組み合わせた駆動システムを納入したと発表した。

全閉PMSMは定格効率97%を実現する高効率モーター。一般的な車両に用いられている開放型誘導電動機(定格効率90%)に比べ飛躍的に効率が向上する。全閉構造であることから内部の清掃が不要で、メンテナンス性も向上する。

VVVFインバーター制御装置は今回、SiCダイオードを適用したものを納入した。全閉PMSMとSiCダイオード適用インバーターを組み合わせた駆動システムの導入は、これが世界で初めてになるという。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  5. 「ヤリクロ超えたのでは?」スズキ『クロスビー』のフルモデルチェンジ級進化に「最近スズキすげぇな」などSNS興奮
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る