アルマ望遠鏡を使って星間空間で有機分子を検出…国際研究チーム

宇宙 科学
枝分かれした有機分子をアルマ望遠鏡が発見
枝分かれした有機分子をアルマ望遠鏡が発見 全 1 枚 拡大写真

ドイツ・マックスプランク電波天文学研究所のアーノルド・ベローチェ氏が率いる国際研究チームは、アルマ望遠鏡を使って、星間空間に新たな有機分子を検出した。

今回検出した分子はイソプロピルシアニド(i-C3H7CN)と呼ばれる分子で、既に星間空間に大量に存在することが知られていた分子(プロピルシアニド)の異性体となる。

プロピルシアニドとイソプロピルシアニドは、分子の「背骨」にあたる炭素原子の並び方が異なる。プロピルシアニドでは、炭素が一直線に並んでいるが、今回発見されたイソプロピルシアニドはこの「背骨」が枝分かれしている。

星間空間で枝分かれした分子が豊富に作られているということは、タンパク質のもとになるアミノ酸が作られる可能性も高いと考えられる。隕石の中から見つかっているアミノ酸にも枝分かれ構造を持っているものが豊富に含まれている。

今回の発見は、こうした「枝分かれした炭素の背骨」を持つ有機分子が宇宙に豊富に存在していることを示すものとして注目される。

今回の観測では、イソプロピルシアニドの存在量は、プロピルシアニドの存在量の半分程度であることが明らかになった。

今回の研究成果は、アメリカの科学雑誌「サイエンス」2014年9月26日号に掲載された。

《レスポンス編集部》

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