民間調査会社のオートデータ社は10月1日、9月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は124万6006台。前年同月比は9.4%増と、7か月連続で前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが22万3437台を販売。前年同月比は19.4%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、4.8%増の1万6186台と、2か月ぶりに増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比54.4%増の5万0176台と、6か月連続で前年実績を上回る。
トヨタを上回り、3か月ぶりに2位のフォードモーターは、17万9518台を販売。前年同月比は2.7%減と、3か月ぶりの前年実績割れ。主力中型セダンの『フュージョン』が、8.6%増の2万1693台と、5か月連続で増加。主力SUVの『エスケープ』は、3.9%減の2万1718台と、3か月ぶりに減少。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、1%減の5万9863台と、2か月連続で前年実績を下回った。
クライスラーグループは、ホンダだけでなく、トヨタも上回り、3位に浮上。その販売台数は16万9890台で、前年同月比は18.8%増と54か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、30%増の3万6612台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、23%増の1万3029台と好調を保つ。
日本メーカーのビッグ3では、4位に後退したトヨタが、16万7279台を販売。前年同月比は1.7%増と、7か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、10.6%減の2万8507台と、2か月連続で減少。新型『カローラ』も11.7%減の2万0530台と、6か月ぶりに減少。『RAV4』は2万2724台を販売し、前年同月比は42.7%増と、好調が持続する。
ホンダは日産を上回り、6か月連続の5位。9月は11万8223台を売り上げ、前年同月比は12%増と、2か月連続で前年実績を上回る。主力車の中では、『アコード』が3万2956台で、前年同月比は30.9%増と6か月連続のプラス。『CR‐V』も2万3722台を売り上げ、前年同月比は10.6%増と、2か月ぶりに回復。『フィット』は9月の新記録の6628台を販売。前年同月比は66.5%増と、大きく伸びた。
6位の日産は、10万2955台を販売。前年同月比は18.5%増と、12か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が2万1675台を販売。前年同月比は2.1%増と、2か月連続で前年実績を上回る。『セントラ』は、61%増の1万2557台と、大幅増を維持。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は1万7229台を売り上げ、前年同月比は51.8%増と2か月連続で前年実績を超えている。