【ヤマハ ワールドテクニシャンGP14】存在感見せるベトナム、整備学校運営が技術ささえる

モーターサイクル 企業動向
ベトナム代表のラー・ンゴック・タイエンさん ※右(ヤマハ ワールドテクニシャンGP 14)
ベトナム代表のラー・ンゴック・タイエンさん ※右(ヤマハ ワールドテクニシャンGP 14) 全 6 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は9月30日から10月1日、ヤマハ認定整備士の世界大会「ワールドテクニシャンGP14」を開催した。今回は18か国20名の参加があり、そのうち約半数の9名(7か国)が東南アジア地域出身であった。

その中でも大きな市場であるベトナム。メカニックの技術レベルをヤマハ発動機CS本部の守田良和サービス部長にうかがうと「高いレベル」とのこと。「ベトナムはもともと遅れていたが、今ではトップクラス。学校を運営していることが大きい」と述べた。ヤマハ発動機は、ベトナムで整備士の学校を運営している。現在ではその学校に入ることも、ひとつの目標とされているそうだ。

“原付大国”とも称されるベトナム。その地域のメカニックレベルを上げることは、社会に対する企業の責任でもある。守田部長は「卒業生を排出して技術を認定することで給料も向上する。学校を運営することで人材育成となり、国への貢献ともなる」と語った。

前回大会(2012年)のコミュータークラス優勝はベトナムの選手であった。今回は入賞とはならなかったが、CS部門でベトナム代表の女性整備士、ラー・ンゴック・タイエンさんがCSアワードを受賞した。

《阿部哲也》

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