【F1 日本GP】クラッシュで初日終えた可夢偉「明日の短い時間で何とかしたい」

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ピットに運ばれていく小林可夢偉のマシン
ピットに運ばれていく小林可夢偉のマシン 全 4 枚 拡大写真

2年ぶりの母国GPを迎えた小林可夢偉(ケータハム)だったが、初日はわずか2周しかできない厳しいスタートとなってしまった。

午前と午後で計3時間のフリー走行セッションが設けられていたが、フリー走行1回目はリザーブドライバーのロベルト・メルヒが走行を担当。可夢偉はピット内でその様子を見守ることになった。

午後のフリー走行2回目。日本GP仕様にデザインされたヘルメットで早速コースインした可夢偉。こうしてF1で鈴鹿サーキットを走るのは自身が初めて表彰台に上がった2012年以来となる。この瞬間を待ちわびていたのは彼自身だけでなくスタンドに詰めかけたファンも同じだった。

コースインした1周目、可夢偉が目の前を通ると各スタンドから大歓声が沸き起こり、2年ぶりの母国GPを歓迎した。しかし、この後誰もが予想していなかった事態が起こってしまう。

3周目に入ったS字コーナーで突然バランスを崩し逆スピン状態に。そのままコントロールを失った状態でタイヤバリアにマシンをヒット。幸い可夢偉本人に怪我はなかったが、マシンが大きく壊れてしまい、この日の走行はわずか2周と少しで終わることになってしまった。

フリー走行終了後、メディアの囲み取材に応じた可夢偉はクラッシュ当時の状況について、このように語ってくれた。

「僕もよく分からないままに起きてしまった状態。コントロールできずにバリアにぶつかってしまいました。原因は今のところ分かっていないです。元々アンダーステア(思った以上に曲がっていかない症状)気味のクルマだったので、なぜ突然あの症状になったかは分からないです。正直、今日は何も走れずフィーリングも掴めませんでしたが明日以降は落ち着いてやっていけば何とかなると思います。」

明日は予選前に1時間のフリー走行が残されている。実質的に何も走れていないということを考えると不利な状況。これについて可夢偉は「明日は走れるので、予選までの1時間で出来る限りのことをして、マシンを合わせ込んでいきたいですね。」と冷静な表情をみせた。

また2年ぶりに帰ってきた鈴鹿については「2周しか走れなかったけど、まずは鈴鹿に帰ってこれたというのを改めて実感できました。せっかく応援に来てくれたファンの皆の前で、少ししか走れず申し訳なかったけど、明日はもっと走れるように頑張ります」とコメント。明日での挽回を誓った。

《吉田 知弘》

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