【福祉機器展14】キャタピラー付電動車椅子、雪上や悪路も走行可能

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サポートマーケティングサービスが販売する「アクショントラック」
サポートマーケティングサービスが販売する「アクショントラック」 全 2 枚 拡大写真

サポートマーケティングサービス(本社・埼玉県春日部市)は「国際福祉機器展2014」に驚くような電動車椅子を出展した。「アクショントラック」と名付けられたそれは、米国生まれで、キャタピラー付き。雪上や砂浜などどんな悪路でも走行が可能だという。

「うちは土木関係の仕事をしているんですが、社長の趣味でこの車椅子の販売を始めたんです」と同社関係者。これまでにも水陸両用車の販売を手がけており、すでに1000台以上を販売しているそうだ。

アクショントラックの大きさは全高990mm、全幅838mm~1092mm、全長1092mm~1219mmで、重量は約160kg。最高速度は時速6kmで、5段変速。12時間の充電で約4.8km走行できる。「ウインカーやヘッドライト、クラクションも装備していて、25度の斜度まで登っていける」(同社関係者)とのことだ。価格は約250万円。

ただ、販売のほうは水陸両用車のように好調と行かず、大学に3台ほど実験用として売れただけで、個人で所有している人はまだいない。「補助金が出ないので、いまのところ厳しいですが、観光地やスキー場などでのレンタルで新たな活路を見つけようと考えています」と同社関係者は話す。

ブースには車椅子タイプのほかに立って乗るタイプも置いてあり、こちらは訪れる人が次々に試乗し、記念撮影をしていた。さながらロボットにでも乗っている様子だった。

《山田清志》

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