クレーンのアームを下げ忘れたまま踏切へ進入、架線を切断

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4日午前10時20分ごろ、愛知県高浜市内にある名古屋鉄道三河線の踏切で、ユニック車(クレーン付きトラック)のアーム部分が架線を切断する事故が起きた。この事故で同線は一部区間が約4時間に渡って不通となり、約3000人の足に影響が出た。

愛知県警・碧南署によると、現場は高浜市二池町付近にある踏切。ユニック車は近くの工事現場から発進し、アームを上げたままの状態で踏切を通過しようとしたところ、高さ約5mの位置にある架線に接触。気づかずに前進を続けた結果、これを切断した。

人的な被害は生じなかったが、三河線は現場を含む碧南~知立駅間で約4時間に渡って列車の運行ができなくなり、上下32本の列車が運休。約3000人の足に影響が出ている。

警察ではトラックを運転していた知多市内に在住する56歳の男性から事情を聞いているが、聴取に対しては「アームを下げ忘れたことに気がつかなかった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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