【CEATEC 14】ルービックキューブを完成させるメガネ…エプソン「MOVERIO」

自動車 テクノロジー ネット
MOVERIO体験コーナー
MOVERIO体験コーナー 全 10 枚 拡大写真

 エプソンが大々的に展示をしていたのは両眼式のスマートグラス「MOVERIO」だ。CEATECの会場では業務用スマートグラスとしての機能をアピールしていた。

 MOVERIOは、コンシューマユースでは映画の視聴やエンターテインメントでの利用などを訴求しているが、今後は業務用にもニーズやユースケースはあるとして、多数のMOVERIOを展示し、来場者が体験できるようになっていた。

 来場者は、未完成のルービックキューブを持ってMOVERIOを装着する。次にアプリ(作業)を選び、ARマーカー(イラストを描いたボード)を読み取る。するとルービックキューブを完成させるのに、次はどこを動かせばよいかスマートグラスにグラフィック表示してくれるというデモを体験する。

 このようなARを利用した作業支援は、スマートグラスのB向け事例の典型的な例といえるだろう。エプソンでは、倉庫で商品のある棚やしまう場所などをスマートグラスを通じてガイドするという実証実験を行っている。他にも古墳や遺跡のガイドに応用すると、説明文だけでなく当時の建物をARで再現したりもしている。オペラや映画の劇場での字幕もこれで対応できるという。

 MOVERIOはWi-Fi経由でインターネットや外部のネットワークにアクセスする。これにより、業務支援ツールとして利用する場合、クラウド上、イントラネット上のデータにアクセスすることも可能だが、本体内のFlashメモリか外付けのSSDで処理を完結できるなら、ネットワークに接続しないスタンドアローン環境でも問題ない。

【CEATEC 2014 Vol.27】ルービックキューブを完成させるメガネ――エプソン「MOVERIO」

《中尾真二@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  3. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る